低用量ピルのよくある質問と回答【一覧】

質問①:低用量ピルはいつから飲み始めればいい?

回答

生理が始まった1日目から5日目の間に飲み始めてください。

ピルは体内のホルモン量を一定に保つ必要があるため、できるだけ毎日同じ時間に飲むのが基本です。飲み忘れを防ぐためにも、朝起きたとき、夜寝る前、仕事に行く前、昼食の前など、自分の日常生活に取り入れやすい時間帯を決めておくのがおすすめです。

3週間(21日間)お薬を飲み続け、その後の偽薬(ホルモンが含まれていない錠剤)の期間に入って2日ほど経つと、生理のような出血が始まります。このサイクルを繰り返していくため、最初のスケジュールさえ掴めれば無理なく生活に馴染ませることができます。

出典元:エニピル

質問②:低用量ピルにはどのような副作用がある?

回答

主な副作用として、吐き気や頭痛、胸のはり・痛み、不正出血などが挙げられます。

これらの症状の多くは、体がホルモンバランスの変化に慣れる1ヶ月程度で自然と落ち着くため、過度に心配する必要はありません。

また、重い副作用として知られる「血栓症」は非常にまれなケースです。ピルを飲んでいない人でも1万人に1〜5人は起こる可能性があり、ピル服用者でも1万人に3〜9人という低い確率です。

初期の軽い体調変化は一時的なものであることが多いため、まずは体調を見守りながら服用を始めてみてください。

出典元:エニピル

質問③:低用量ピルを服用後、どのくらいで効果がある?

回答

服用を始めたタイミングや目的によって効果が出るまでの期間は異なります。

避妊効果を目的とする場合は、飲み始めてから8日程度が目安となります。

生理痛や生理不順、PMS(月経前症候群)の改善については、最初の生理から変化を感じる人もいますが、多くの場合は2回目の生理から痛みが和らいでいきます。ニキビや肌荒れの改善は、体内のホルモンバランスが整う2〜3ヶ月頃から効果が期待できます。

効果の現れ方には個人差があるため、焦らずにまずは数ヶ月ほど様子を見ながら飲み続けることが大切です。

出典元:エニピル

質問④:低用量ピルを飲み忘れてしまった場合はどうしたらいい?

回答

飲み忘れた日数によって対処法が異なります。

1日分だけであれば、気づいた時点で忘れた1錠をすぐに飲み、翌日からはいつも通りの時間に服用を続けてください。この場合の避妊効果への影響は低いです。

2日分連続で忘れた場合は、気づいた時点で2錠をまとめて飲み、翌日からはいつもの時間に続けます。ただし、避妊効果が落ちる可能性があるため、その後7日間は他の避妊方法を併用するか、直前の性交渉に心当たりがある場合はアフターピルの服用を検討してください。

3日分以上連続で忘れたときは、一度服用を中断します。次の生理(出血)が来てから新しいシートで再開する必要があるため、困ったときは早めに医師へ相談してください。

出典元:エニピル

質問⑤:低用量ピルは他の薬やサプリメントと一緒に飲んでも大丈夫?

回答

一部の薬やサプリメントには、ピルの効果を弱めてしまったり、予期せぬ相互作用を起こしたりするものがあります。

例えば、C型肝炎の治療薬(ヴィキラックス配合錠)は併用ができません。

また、一部の抗生物質や抗てんかん薬、結核やHIVの薬、サプリメントのセントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)などはピルの効果を弱める可能性があります。

逆に、アセトアミノフェン(一般的な解熱鎮痛薬)などは効果を強めすぎてしまう場合もあります。

普段から飲んでいるお薬やサプリメントがある場合は、自己判断せずに診察の際に必ず医師へ伝えて確認してもらうのが一番確実です。

出典元:エニピル

質問⑥:低用量ピルを飲んでいる間、タバコやお酒は大丈夫?

回答

タバコは完全にNGですが、お酒は飲むタイミングに気をつければ問題ありません。

喫煙については、ピル服用中の喫煙は血栓症(血管が詰まる病気)のリスクを大幅に高め、心筋梗塞などの重大な病気につながる危険があるため、服用を機に禁煙する必要があります。

一方、飲酒については、アルコール自体がピルの効果を弱めることはありません。

ただし、お酒を飲んだ勢いで飲み忘れたり、飲酒直後に吐いてしまってピルの成分がうまく吸収されなかったりするトラブルを防ぐため、お酒を飲むのはピルを服用してから3時間以上あけるのがおすすめです。

出典元:エニピル

質問⑦:低用量ピルを服用できない人、または処方してもらえない人はいる?

回答

健康上のリスクを考慮し、以下に該当する方にはエニピルでは低用量ピルの処方を行っていません。

45歳以上の方や、タバコを1日15本以上吸う方、妊娠中・授乳中の方、BMIが30以上の方などは血栓症などのリスクが高まるため処方ができません。

また、目がチカチカする前兆のある片頭痛がある方、高血圧の方、4週間以内に手術を控えている方、家族に血栓症や心血管障害を患った人がいる場合も対象外となります。

その他、過去の妊娠時やホルモン薬で強いかゆみ・蕁麻疹が出た経験がある方も処方を控えていただいています。

当てはまる項目がある場合は、ご自身の安全のためにも事前の確認をお願いします。

出典元:エニピル

質問⑧:低用量ピルと中用量ピルにはどのような違いがある?

回答

一番大きな違いは、お薬に含まれている「エストロゲン(卵胞ホルモン)」という成分の配合量です。

成分の量が多いものを中用量ピル、少ないものを低用量(または超低用量)ピルと呼びます。

レバクリでは、中用量ピルを主に「生理の日をずらす(月経移動)」目的で使用し、低用量ピルを「避妊や生理痛・PMSの改善」目的、さらに成分が少ない超低用量ピルを「月経困難症などの治療」目的として使い分けています。

それぞれ目的や体に与える影響が異なるため、ご自身の目的に合わせて最適な種類を選ぶことが大切です。

出典元:レバクリ

質問⑨:ピルを飲んでいて副作用が出た場合にはどうすればいい?

回答

基本的には、飲み始めて1〜3ヶ月程度で体が慣れて落ち着くことが多いため、まずは2ヶ月を目安に様子を見ながら飲み続けてみてください。

吐き気や頭痛などの軽い症状であれば、ホルモンバランスが変化している一時的なサインであることがほとんどです。

ただし、どうしても症状がつらくて日常生活に支障が出る場合や、2ヶ月を過ぎても一向に良くならない場合は、無理をせず再度医師に相談して薬の種類を変更してもらうなどの対策をとるのがおすすめです。

出典元:レバクリ

質問⑩:ピルを飲み続けていると、将来妊娠できなくなる?

回答

ピルの服用経験があるからといって、将来の妊娠の可能性(妊娠率)に影響を与えることはないという研究結果が出ているため、心配する必要はありません。

ピルの服用を止めれば、通常は1〜2ヶ月ほどで自然な月経周期や元のホルモンバランスに戻り、再び妊娠が可能な状態になります。長期的に飲んでいたとしても、それが原因で不妊になるようなことはありませんので、自分のライフプランに合わせて必要な期間はしっかり服用を続けて大丈夫です。

出典元:レバクリ

質問⑪:ピルを飲むと太りやすくなる?

回答

医学的な研究において、ピルの服用と体重増加(太ること)の間に直接的な因果関係はないとされています。

ピルを飲み始めると体内のホルモンバランスが変化するため、一時的に体が水分をため込みやすくなって「むくみ」を感じたり、食欲が増したりすることはあります。

これが原因で太ったように感じるケースはありますが、こうした変化は一時的なもので、服用を始めて1〜2ヶ月ほどで体が慣れてくると自然に解消されることが多いです。

出典元:レバクリ